最初に言っておきますが、餌の与え方を正確に説明するのは大変難しいことです。なぜなら、ミツバチにとても良い環境で飼育している人は、1年に0回でもしっかりと育ちます。また逆に、過酷な環境下では10回やったところで、まともに育ちません。
【ポイント1】 餌を与える主な目的
- 餓死をさせないこと
巣に蜜(餌)がたまってない場合は、定期的に与えておく事が必要です。梅雨の時期など長雨が続く場合は注意が必要です。
- 生育スピードの調整
花が咲いていて花粉を運んでいるが、蜜が少ない場合。特に春先にこういう状態になります。生育に勢いをつけたい場合は餌が効果的です。
- 越冬前の準備
冬季に餌を与えることはできません。寒くなる前に充分に巣の中に蜜(餌)を蓄えさせます。
【ポイント2】 餌箱(枠式給餌器)の利用
餌箱(枠式給餌器) は、蜂の巣箱の中で餌を与えるのに最適となります。設置場所は、巣の一番端に入れるのが良いでしょう。(下の写真を参考にしてみて下さい。)

1、蜂の巣枠の端に餌箱(枠式給餌器)を置く。
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2、餌を入れる。
(1斗缶の場合は、口の反対側に釘で穴を開けておくとボコボコしないので良い) |